フラーレンは美容に効果があるは、ただの詐欺かも！？

まずは、wikipediaの段落から理解しましょう。

フラーレン (英: fullerene) は、閉殻空洞状の多数の炭素原子のみで構成される、クラスターの総称である。共有結合結晶であるダイヤモンドおよびグラファイトと異なり、数十個の原子からなる構造を単位とする炭素の同素体である。呼び名はバックミンスター・フラーの建築物であるジオデシック・ドームに似ていることからフラーレンと名づけられたとされる。最初に発見されたフラーレンは、炭素原子60個で構成されるサッカーボール状のような構造を持ったC60フラーレンである。

wikipedia “フラーレン “より引用

昨年、私は「フラーレンの美肌効果はただの詐欺かもしれない！」という短い動画を2本投稿しました。実際に中国のSNSで少し波紋が広がりました（と思った、ハズ）。正直、数年前に台湾に旅行したとき、101ビルの化粧品店で店員さんに「お客様！このフラーレンの液体がありますよ！」と優しく言われたのを覚えています。日本の三菱ああ、それはあなたの肌に紫外線を抵抗することができ、スーパーアンチエイジングだけでなく、しわを減らすことができ、あなたは***を聞かせてください。”（ここで、多くの単語を省略しましたので、台湾訛りで頭の中で作ってみてください。）

それがフラーレンを初めて知ったきっかけで、その後、ネットでフラーレン美容液を購入しました 小さな気泡がたくさん入った半粘性の液体で、ごく薄く顔に塗り、特に何も感じませんでした。その後、自分の職業柄も相まって、化粧品成分に興味を持ち、いろいろな情報を参考にしたり、実験してみると

騙された！」と思いました。フラーレン美容は本当に詐欺なのか!

90年代から日本三菱はフラーレンの量産に取り組み始めたらしいが、その後、三菱はフラーレンが売れない憂き目にあった（フラーレンの価格は年々安くなっている）。また、科学研究機関からのフラーレンの需要も減少している（フラーレン関連の研究文献は年々減少している）。三菱は、「美容液」と称して、フラーレンの「サッカー」の商標を、素材を購入したブランドにライセンスして、取り組み始めた（げっ、三菱、それだけかよ！）。三菱が信じられないのは、フラーレンがスキンケアに良い影響を与えることを証明する十分な証拠がまだないことだ！フラーレンを使ってスキンケアをするブランドがどんどん減っている。日本ではフラーレンをぎこちなく販売しているブランドも少なくなり、2020年代に入り、中国でもフラーレンの宣伝が取り上げられたそうです ただ、中国市場のフラーレンブランドは、知名度の低い雑多なニッチブランドから出ているものもあるようです。

私の考えは、基本的に以下の短い動画で表現しています。

1. フラーレンは現在、抗酸化能力に限界があると考えられており、生体内実験では抗酸化能力（フリーラジカル消去率）はヒトのSODの1％程度ではないかと言われています。
2. 現在の研究では、フラーレンの抗酸化力は濃度に反比例する（つまり、濃度が高いほど抗酸化力が弱くなるが、どの程度の濃度が最適かについての研究はない）とされている。
3. フラーレンの経皮吸収に関するデータはほとんどなく、デジタルモデルを使って経皮吸収がほぼ0になるようにシミュレーションしている研究チームもある（人による簡単な測定ではダメなのか？）
4. 現在のフラーレンの抗酸化実験は、1990年代の日本の電子共振器のようで、抗酸化能を測定する一般的なin vitro実験はほとんどない（実験好きな別のブロガー友人は、フラーレンで抗OHラジカル能は無理だと言っていました）。
5. 発表されているフラーレンの美容・スキンケア実験は、被験者が少なく、試験時間も短く、全て主観的な判断のようです。
また、フラーレンについてもっと知るために、フラーレンの抗酸化作用に関する研究を何十件も発表しているロシアのチスティヤコフ博士に連絡を取ってみました。チスティヤコフ博士は、フラーレンの抗酸化原理に関する最近のフラーレン関連の研究をいくつか回答してくれ、チスティヤコフ博士のチームは次のように推測していた。
フラーレンは球状構造を持ち、6個以下のプロトン（H+）を吸着することができ、フリーラジカルを中和しながら自分自身を帯電させることができる。
つまり、フラーレンがOHラジカルを中和できることを測定する方法がないのはこのためではないか？ (現在の実験は、フラーレンがスーパーオキシドラジカルを中和できるということのようだ？)

同時に、Chistyakov博士の研究では、フラーレンは毒性学的にまだ十分に研究されておらず、関連する動物モデルやヒトでの研究は不十分であるが、将来は有望であると結論付けているのです (私も本当にそう思っています)

フラーレンの構造は不思議で、将来必ず大きな利用価値があると言いたいのですが、今フラーレンで人を騙すなら、もう忘れてください